愛知県陶磁資料館が愛知県陶磁美術館という名称になり、ちょっとグレードアップした感じがします。
(^^)
資料館って、なんだか公民館ぽいところに、薄暗い感じでジミ~な土器なんかが飾ってあるというイメージですもん・・・。
陶磁器の世界ってほんとうにカラフルで多様だということを、今回の開館35周年・新名称記念 特別企画展を見に行って実感しました。
話がそれますが、バイオリンの修復をやっている女性に話を聞いたことがあります。工房でウツになる人がすごく多いんだとか。私はその原因を色だと思うのですが。バイオリンといえば、こげ茶、茶色のじみな色ばかり。形も単調。
陶磁器の修復工房は明るいです。いろんな色・形がきますので。それに感応する形で人間も明るくなるのでせうか。どちらかというと笑いながら楽しく修復しております。ウツになる人はいないなぁ。。。(我が工房だけか?!)
愛知県陶磁美術館がいま開催している特別展は力の入ったいい展示でした。展示の仕方もビューティフォー。
「日本のやきもの史」(美術出版社)という、私の教科書があるのですが、そこに出てくるものがズラズラズラと・・・・。国宝・重要文化財含む60点。一度に見ることができ、大変お得感がありました。
曜変天目は静嘉堂文庫のものかと思ったら、MIHO MUSEUMのもので、これまた驚きました。
確か世界で(日本で?)3つしか伝世していないという曜変天目。
(その技術は途絶えているため完全復元もできてないそう。)
そのうちの2つ目が見れてしまった。この前MIHOに行っても展示されていなかったと思う。
きっともっと骨董古美術陶磁器大好きでちゃんとお勉強をされている方なら展示をみて「なんじゃこりゃ!!!」の連続ではないかと思う。
これを機会に、ぜひ新生した、愛知県当時美術館にお越しくださいませ。<(_ _)>