工房いにしへが手掛けた作品をご紹介します。工房いにしへでは、美術館・博物館などのような公共(Public)の施設で所蔵される作品と、個人、コレクター、古美術、骨董、アンティーク、ギャラリーなど(Private)プライベートで所蔵される作品を修復・保存してきました。

WORK in Public Section

・2006年2月~ 愛知県陶磁資料館の所蔵品の修復
愛知県陶磁美術館が、まだ愛知県陶磁資料館という名前だったときに、初めて美術館の所蔵品の修復をさせてもらいました。その第一号が「ペルシャラスタ彩鉢」です。イランの13世紀~14世紀に作られたもので、カルシウム分をたくさん含む土は軽やかで、金属的な輝きを放つラスタ彩が魅惑的な作品です。

・2006年6月  早稲田大学 會津八一記念博物館の所蔵品の修復

・2007年~  岐阜県現代陶芸美術館 所蔵品の修復

・2008年   金沢21世紀美術館 所蔵品の修復

・2012年   岡崎市 本田忠次邸移築・保存(玄関・浴室タイルの修復)

・2014年   東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)香水塔の修復

・2015年~2016年 (愛知県稲沢市)尾張大国霊神社陶製狛犬保存・修理

・2017年   東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)北の間タイルの修復

・2019年2月~   ユネスコ国内委員 

国立民族学博物館(大阪)

古代オリエント美術館(東京・池袋)

ミホ ミュージアム(滋賀県)
遠山記念館(埼玉)
岡山オリエント美術館(岡山)
諏訪市美術館(長野県)

瀬戸市美術館(愛知県瀬戸市)
横山美術館(愛知県名古屋市)

京都工芸繊維大学 美術館

WORK IN PRIVATE

・2001年1月 Christie’s London クリスティーズ ロンドン 2001年6月2日に開催された「Japanese Art and Design」の表紙掲載の古九谷の壺を修復。

.アンティークモール銀座

・丸栄(名古屋)

・三越 美術部(名古屋)

・オークションハウス

・骨董/古美術店,アンティークショップ,ギャラリー、画廊 など多数。

マイセン、ドレスデン、セーブル、リモージュ、リヤドロ、ロイヤルコペンハーゲン、アラビア、ウエッジウッド、ロイヤルドルトン、リチャードジノリ、ルネ・ラリック、ルーシーリー、ルートブリュック、リサラーソン、フリーベリ、ノリタケ、大倉陶苑、魯山人、岡本太郎、草間彌生、

工房いにしへ 代表 佐野智恵子

愛知県生まれ

1992年3月 一橋大学経済学部卒業
1992年9月 渡英
1993年9月-1995年7月 Sotheby’s Educational Studies(現Sotheby’s Institute)にて東洋・西洋の美術史を学ぶ
1995年4月 Sotheby’s European Ceramic 部門(Bond St, London)にて職業訓練1995年9月-1996年3月 Hamstead Garden Suburb Instituteにて美術基礎コース(美術実技全般)
1996年9月-1998年7月 West Dean Collegeにて陶磁器の修復・保存コース 在学中2ヶ月間、大英博物館、プロウドン&スミス(王室御用達修復会社)にて研修。
1998年9月-2000年6月 Sarah Baker氏の工房で修行
2000年6月 帰国
2000年7月19日 東海市にて開業 
2005年4月 名古屋工房(新栄)に移転
2006年1月 東京工房(恵比寿)開設
2012年10月 名古屋工房(新栄)現在の場所に移転

古陶磁器修復家として現在に至る

(修復の活動履歴 in 英国)

・Brighton Museumの収蔵品を修復
・大英博物館にて収蔵品を修復
・Plowdon & Smith プロウドン&スミスにて Queen Mother クィーンマザーのコレクションを修復
・Sarah Baker氏の工房で、International Ceramic Fair(Park Lane Hotel),Grovenor House antique Fairに出品する陶磁器の修復
・Sarah Baker氏の工房でSimon Spero氏(英国古陶磁専門家)の陶磁器を修復