夏後半から着物づいております。きっかけは如水会(同窓会)のビアパーティが大阪であったのですが、浴衣の人は会費半額と聞き、こりゃあ着なけりゃ…。私、単純です。
ただ、さすがに浴衣で新幹線にのっても許されるのは若いお嬢さんとお相撲さんぐらいなので、浴衣をグレードアップして、麻の着物で行きました。
その努力のおかげか、会費は全額免除となる、ありがたいお取り計らいを受けました。
年齢が高くなればなるほど、ストレートに褒めてくださるように思う。
80歳の大先輩からベッタベタに褒めていただき、後日お手紙がきました。
そこまでしてくれると、着付けの煩わしさも吹っ飛んで、また着物で喜ばしてあげようじゃないの。とおもう。(笑)
ただ、「着物を着ていると丁重に扱ってもらえる」という都市伝説は、半分本当で。半分まぼろし~。。。。と思ったほうがいい。
男の半分くらいは「引く」ので。
びびってるのか、なんだかよくわかりませんが。
遠巻きにして様子をうかがうといった感じ・・・。
それはさておき。
着物はよく着ていると、着付けが手早くなることもあり、調子に乗ってコンサートにも着て行きまして、その帰り道に食事に寄ったのですが、そこはしゃぶしゃぶの木曽路が経営する、ワイン食堂ウノ。
もう少し「らしい」店にエスコートして欲しい気もするが、着物を着た女は扱いづらいと思われるのもイヤなので (コンサートの後で時間も時間だった)素直に従う。
ファミレス/居酒屋がフレンチぽくなった感じ。
まあ着物でも大丈夫(浮かない)
メニューは。。。チェーン店ぽいものを感じる(笑)
しかし。。。問題は。
広い店内で、ウエイトレスのお姉さんが、なぜだか私たちの反対の方向ばかりむいて、こちらの「スイマセーン(注文取りにきて)」が耳に入らない。
しょうがないから、お姉さんのところに行き、グラスワインの注文を入れる。。。なぜかものすごく待たされる。
ようやく出てきたグラスワインを持ってきた店長さんに
「出てくるの遅いですね」と笑顔でひとこと。
オーダーが行き違いになってしまっていたようです。
ついでに「お姉さんがあっちばかりむいて、こっちに注文取りにこない」とクレームを伝える。
着物を着ているため、極道のオンナ。。。と思われなければ良いナと思いつつ。(笑)
でも、その店長さんの対応が、やっぱり(さすが)木曽路。。。と思いました。
「ホールスタッフは今日初めてで、こちらの指導不足であった。きちんと指導するので、良くなったところを、またぜひ見に来て欲しい。」ということでした。
「貴重なご意見をありがとうございました。」
これが素直に言えるのは、やはり店長さんがしっかり育っている(育てられている)ためだと思う。
やはり成功を収めている会社は経験の積み重ねがあって、成功も失敗も含めてそれを次に上手く生かしているのだと思う。
次の日、日経に木曽路が新形態(ワイン食堂ウノ)で店舗展開しようとしていることの記事が出てました。
戦略はもちろん、ああいう店長さんがいらっしゃいますので、きっと成功して、どんどん店舗が広がっていくんだろうなあ。。。と。
385円のグラスワインはもう頼まないと思いますが(500円台くらいにします ^^;)ぜひがんばって欲しいものである。
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