大きな納品を済ませて・・・少し心に余裕も出て、週末に美術館に出かける気分になりました。
やっぱり心にど~~~~~んと重いものがのしかかっているときは、そのように過ごせばいいし、それが軽やかになったら、軽やかに行動すればいいと思っています。
大きい仕事をやっているときに軽率な行動をとると、なぜか上手くいかない。というジンクスは破られていません。
今回もますます確信するに至ってしまいました。
さて、話戻って・・・。
ほんのり街の木々も黄色く色づいてきて、ちょっとドライブ日和でもあります♪
というわけで、信楽にあるミホミュージアムを訪問いたしました。
名古屋から約2時間くらいで信楽に行けます。これも新名神高速道路が開通したからなんですが、新しくて交通量もさほどではなくて、とてもきもちいい高速。
さて、テーマが来年の仕事に関連してきそうなこともありまして。
勉強しとこうかなと。
思った以上に勉強になってしまい。行ってよかった!!と思った企画展でした。
西洋では館の脇に獅子が飾られていたりしますが(なんとなく、そーいう感じしません?)
では、なぜ獅子なのか。
獅子は夜も目をあけながら眠る動物といわれているゆえ、館に悪いものが入ってこないように四六時中番をするという意味で、守護獣となったそう。
そして、その獅子がオリエント→中国→日本 とわたってくるにつれて、狛犬に変化していきます。
でも、なんと、狛犬の片方は正確にいうと、今でも「獅子」なんだそうな。
神社の狛犬「あ・うん」といって口を大きく「あ~」とあけている方と、「うん」と閉じているほうがありますが。
「あ~」のほうが獅子なんだそう。そして「うん」が狛犬。
そして狛犬のほうだけ、頭のてっぺんにキューピーちゃんのような突起があるのです。
いままで全く(笑)よく見ていませんでしたが、身近な狛犬にそんな深い意味が!!!というわけで、とても興味深かったです。
それにしても、私は陶器の狛犬が一番見たかったのですが (これまた私の思い込みですが・・・平安・鎌倉時代の狛犬は陶製のものはなく木彫りでした)
展示の並びでいうと、歴史を追って・・・というふうでしたので、一番最後にようやく陶製の狛犬が、やっと!出てきました。
所有者をみると。「愛知県陶磁美術館」
アハハッツ。そういえば、陶磁美術館に「狛犬館」ってあった。
そこに個人コレクター寄贈の陶製の狛犬ちゃんがずらずらずら~~~~~~~っと。(かなりの数)
遠くにいかなくても近くに良いお勉強スポットがありました。
また愛知県陶磁美術館に行ったとき、見に行こうっと。