8月中旬から、ほとんど現場作業となっております。普段は工房で机にむかって椅子に座って作業するのですが…。
現場では、ほぼ床に座って、這いつくばって作業します。
1日だけですが、新築の御宅に設置するという、御影石のようなちょっと変わったタイルの修復のために、某区に行ってきました。
修復を承ったのは設置する前、工房で修復したのですが、光の当たり方によっては、痕が醜く出てしまう…ということで、工房で調整のための工程を作業するのではなく、現地で、設置された状態(そしてお部屋ライティングも)で、やりたいとお願いしました。
あまりこういうことも無いので(たまーにありますが)やっぱドキドキしますね。
工房では、お預かりして、出来たら連絡する。ですから猶予があるのですが、現場仕事は一発勝負、短時間で上手くやれるんだろうかというのが一番心配です。
その時はお家の施主の方も見にくるということになり(担当者さんだけでも緊張するのに) 緊張に拍車がかかったのですが(笑)
なんとか上手く作業が出来ました…。ホッ。
夢いっぱいのマイホームはピカピカだったのですが、直したタイルは、施主さんの父上の御宅にあったものだそう、きっと思い出の一片なのでしょう。受け継がれる歴史、素敵だなあ…と思いました。
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