ノートルダム寺院が火災で燃え盛っているのを見て衝撃を受けました。その時から半年後、首里城が火災で焼失しました。こんなことがあるのかとさらなるショックを受けました。同じ年に2つも世界遺産がなくなってしまったことは人類にとって大きな損失だったと思います。

復興に関して、ちょっと遠いところにいた感がある自分でしたが、今年2月に復興委員のメンバーで、私が駆け出しのころに大変お世話になった方から連絡があり、工房いにしへは首里城の被災した陶磁器の修理プロジェクトに携わることになりました。

文化財に最適な「カラーフィル」の技術で直してほしい、という話しを聞いて、この20年頑張ってやってきて良かった。どちらかというと、自分が頑張ったからではありませんね。認めてくれる人がいてのこと。「やれてきて良かった。」としみじみ思う次第です。

沖縄へは状況調査も含めて2回目で、プロジェクトは始まったばかりですが、ちょうど火災から2年の節目ということもあり、財団に沖縄タイムズさんから取材がありまして、私もちょっと動画に写っています。

取材に来てくださった記者さんの実家が、歩いて10分くらいのところだったんです。愛知県東海市名和町の出身で、隣の小学校!!(緑陽小学校と名和小学校)こんな偶然あるんでしょうか。ほんとうにびっくりしました。

その記者さんは朝日新聞からの出向で4月から沖縄タイムズで働いており、私も沖縄に初めて行ったのが9月。それまで沖縄には観光でも行ったことがなかったという、超沖縄初心者です(笑) ちょっとダジャレですが、沖縄の縄と名和って…かぶってる(笑)

生きているとこんなことがあるんだ…。

10月はミラクルのてんこ盛り…他にもたくさんありすぎて(テレビ出演、東京美術倶楽部)ブログにアップできていませんが、時間のあるときにまとめておきます。

沖縄タイムズ 2021年10月25日 「首里城の「見せる復元」が苦戦 ツアーの人数がゼロの日も コロナ禍で関心が離れる不安」 記事はこちら▼▼▼

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/852451

沖縄タイムズ:首里城は今どうなっている?