記録をたどると、この講習会がスタートしたのは、2003年5月アンティークモール銀座での1日体験が初めてでした。私には教えたいという気持ちはあまりなかったかもしれません。しかし、アンティークモール銀座の中村社長に「こういう良い技術はみんなに伝えなければいけない!!」と背中を押され、講座をスタートすることに。最初は1日だけの講座でしたが、のべ人数も増え、リピート向けの講習会もやってほしいということで、貸会議室をアレンジしてリピート向けの講習会を開催するようになりました。それから、恩人である住野久美子先生(モザイクタイルアーティスト)の恵比寿のお教室を間借りして開催できるようになり、それから1年後に独立して自分でお部屋を借りたのが、今現在の工房です。
いらっしゃる方は様々な分野の方でした。アンティーク、骨董が大好きなコレクターさん。骨董のお店をやっている方。器大好きな方。陶芸をやっている方。金継ぎを学ばれている方。みなさん共通するところは「直したい!!」という気持ちです。
そんな生徒さんからの声を紹介します。
欠けはとても小さいものでありましたが、とても難しい課題でした。
また、いかに芯の部分が重要で最終段階にこれほど大きく影響を与えるものかということを一番に学ぶことができました。
初めて、最初から最後まで取り組んだ作品でしたので出来上がった時はとてもうれしかったです。
この湯呑は、一昨年逝去した父が好きだった瑠璃色の有田焼であったこともあり、父の喜ぶ顔を想像しながら取り組みました。
これからもこの思いを大切にして、ゆっくりと楽しくそしてしっかりと技術を身に着けて学んでいきたいと思います。
2021年1月 マスターコースを修了した I.Mさん
第二の人生を豊かにしたいと考えている中、カラーフィルに出会う。佐野先生の記事を読み、修復にかける思いに感銘を受け、いつか先生のレッスンを受けたいと思って現在に至る。やってみたら奥が深くて面白い。自分なりに極めたいと思っています。
2018年11月26日 マスターコースを修了した N.Jさん
講習の中で基本のクリーニングや接着に始まり、初めてギルディング(金彩)など高度な技術を体験できました。修復をするのに必要な知識がいかに幅広いか実感をもてました。まだ1回の授業だけでは完全なマスターとはいえないものが多いので、これからのコースで実際にピースに取り組むチャンスを作りたいと思います。奥の深い技術を、もっともっと身につけられたら素晴らしい!1つでも多くのアンティークを、後世に残すお手伝いができればと心から思います。
2007年6月4日 マスターコースを修了した N・Kさん
丁寧でわかりやすい講習でした。
2005年10月2日 アンティークモール銀座 S・Sさん
本日、東京はなんと!39.5度を記録し、お外はまるで熱風砂漠のようでした。
銀座での修復講座はとっても興味深く、楽しい時間でした。今までお気に入りだった陶磁器が欠けてしまったり、シミや汚れで悲しい気持ちになっていたモヤモヤが晴れて、そして自分でも稚拙ながらケアが出来る事を知り、本当に嬉しい晴れやかな気分になりました。丁寧なご指導と楽しいご説明どうもありがとうございました。(*^-^*)
2004年7月19日 at アンティークモール銀座 1日講習会 KELLYさん
みしゅらんさんが1日講習会体験記をホームページで公開してくれています。講習会の様子とさらにご自分のコレクションの修復にチャレンジした過程も文章と画像でわかりやすくまとめられています。
2003年5月18日 @ アンティークモール銀座 1日講習会 みしゅらんさん