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リタッチ(着色)・・・不足しているラインや色彩を筆で入れてやります

欠けた部分にラインや模様、色彩が入っていたところを、メディウムと顔料を混ぜ合わせたもので着色します。これをリタッチ(retouch)といいます。※メディウムとは透明の液体です。顔料を混合して定着させる役割があります。



リタッチ(着色)を始める前に
用意するもの

1.メディウム

2.メディウムのシンナー

3. 顔料適宜 (基本4色(赤、青、黄、白)の他に、リタッチしたい色に近い色があると便利です。→オススメ「顔料15色セットA,B,C」)


4.筆 (極細のセーブル筆 おすすめWinsor&Newtonシリーズ7 #1 または#0)

5.パレット (タイルにルミラーをセットしたものでOK。陶器製の絵の具とき皿(梅皿など)パレットがあればなおよい。)

6.プラスチック小ケース2個 (1)メディウム混合用 (2)筆桶シンナー用


リタッチ(着色)をはじめます。

模様(雲 赤いラインに緑の塗りつぶし)が抜けていますので、そこをリタッチします。まずは、メディウムを指定された比率で混合します。(精密ばかり使用)を用意します。同時にシンナーも用意します。筆桶にシンナーを入れて、筆洗い用にします。またトグルキャップボトルにシンナーを入れておくと大変便利です。適量を筆でパレットの上に取り出します。


色をつくる



顔料はスタンドにたてて、キャップをあけておきます。筆先をチューブに直接入れて顔料を取り出します。この顔料をメディウムとよく混ぜます。一番最初に混ぜる色は顔料のなかで一番近い色を選びます。この場合、深い臙脂色をつくりたいので、顔料セットAのマースレッド(Mars Violet)を選びました。主になる色を決め、あとは他の顔料(2色以上)で微調節してカラーマッチさせます。この場合は顔料セットCのインディアンレッド(Indian Red)を2色目に選びました。



描く



すばやく筆を動かしてラインを入れるのは難しいので(理由:メディウムは粘りがあり、素地に色が乗りにくい)また、比較的乾きも早いので気をつけます。


さらに描く



赤のアウトラインを描くことができたら、次は中央の塗りつぶしの緑をいれました。さらに、茶色の貫入のラインも細かくいれていくとリアルな感じがでてきます。


完成



メディウムは完全に乾くまでに2−3日かかります。セーブル筆は使い終わったら、メディウム、顔料など付着しているものをシンナーでよく洗い、さらに石鹸水で洗って、よく水分をふき取って乾かしてください。

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