プレシャス 8月号 にインタビューが掲載されました

  • 更新日:

7月7日発売、プレシャス8月号に私めのインタビューが掲載されました。Life is so precious というコーナーで創刊当時からの連載だそうです。世界で活躍するキャリアを毎月5人紹介しているようですが…素直に「う、嬉しい〜。」と心の中で叫んでいます(笑)

編集の大庭さんは、去年手掛けた、東京都庭園美術館の香水塔の修復をリニューアルオープンした時に見てくださったそうで、ずーっとインタビューしたいと思ってくださっていたそう(感激!)

こんなキラキラした雑誌に私が出ていいのかしらん、とも思いますが…こんな機会を与えてくれた香水塔のパワーにあらためて感謝です。

本屋さんに行ったら、チラッと見てやってください。(^-^)



続きを読む

貫入とのつきあい方 【アンティーク陶磁器のお手入れ法】

  • 更新日:
  • 修復, 陶磁器

これは以前、inishie.com(工房いにしへの修復材料通販サイト) がアンティークの販売もやっておりまして、そのときにお客様からいただいた、アンティーク陶器の貫入のご相談に対して回答したものです。

ご参考になればと思って再度UPいたしました。(*^。^*)


●貫入とのつきあい方 ししまるさんの悩み

スージー・クーパーの Earthen Wareは、釉薬の部分に貫入(釉薬のひび)が入っていることがあります。全く入っていない物もあります。入っていなかったものに貫入が入ってくる・・・という問題もあります。

つまり入っていなかったものに貫入が目立つようになる。どうしてか??これはボディー(中心部のやわらかいところビスケット状になっています)と表面の釉薬(透明で堅いところ)の硬度・収縮率が一致していないことによります。

今回、「ししまるさん」よりご質問メールをいただきましたので、ご登場いただき、考えてみたいとおもいます。


質問 from ししまるさん

ハジメマシテ!
ホームページの前回のコラムを読ませていただきました。アンティーク初心者の私にはとても勉強になりました。 (食器を選ぶ点で気を付けること等。)
さて、先日(1ケ月前)やっとの思いでスージークーパーのドレスデンスプレイの紅茶カップを購入したのですが買ったときは完品だったにもかかわらず、1回使うと 2センチくらいの貫入がカップの内底に入り、それからも 2回、3回使う度にどんどん貫入が内にも外にも(絵柄部分) にもできてきて、染みになったりするので漂白したりで、もう泣きたい気分です。使い方、保存の仕方が何か間違っているのでしょうか?
私の使い方・・・普通に熱湯を注いで、カップを温め、それから再びお湯をそそいで紅茶パックをいれ、蓋をして、5分程置いて飲んでいます。飲み終えるとすぐ水で洗い(染みている場合は漂白剤を入れ30分程放置しています)、布巾で拭き、一晩放置してカップボードに保管しています。そのカップボードはガラスの戸があるので中にお水をいれた御猪口を一緒にいれて、保管しています。直射日光等は当たりません。
この方法で何かいけないところはありますか? お手入れ、保管方法で気をつける点をお教えください。貫入が見る度増えていっているのですごくすごく悲しいです。紅茶を飲むにも、染みになるんではないのか? と、いたたまれず、ゆったりとした気分でティータイムを楽しめません。
ご回答、よろしくお願いします。

回答 by CS

ホームページをみてくださってありがとうございます。もっともっと、内容が充実するようがんばりますので、これからもよろしくおねがいします。 さて・・・貫入のことですが、気になったのは、カップに直接、熱湯をそそぐということです。たしかに、最初にお湯をいれておくと、紅茶がさめないのでよいのですが、できたら、カップに直接、熱湯(100度)をそそぐのはさけられたほうがよいかとおもいます。スージーのアースンウェアはボーンチャイナ(白くて堅い)とちがって、2層から成っており、表面の堅い部分(釉薬、ガラス質)とビスケット状の柔らかい部分(ボディー、空気を含む。れんがみたいになってます。)、でできています。それを熱すると、(お湯をいれると、)その2層がそれぞれの割合で膨張するので(ボディーのがより膨張し、釉薬の部分はあまりしない)、釉薬の部分に亀裂(貫入)がはいってくるのです。ようするに、なるべく「熱」という刺激をあたえないようにしてやればいいわけで・・・。たとえば、ティーポットで紅茶をつくれば、その時点で、お湯の温度がさがりますし、ミルクティーにするつもりなら、カップに先にミルクをいれておくとか。(先にミルクをいれるイギリス人のひともけっこういるんですよ。)そうやって、なるべく、カップに熱をあたえないようにするのがよいかとおもいます。 シミは紅茶1杯のんだら、すぐついてしまいますか? わたしの体験では、貫入の入ったお皿をつかっていましたが、けっこう大丈夫でした。さすがに、紫キャベツをもったときには、しみになりましたが(笑)それでも、よーく、水洗いしたらとれました。それに、カップでも貫入のはいったものは、のんだらすぐ洗う。というようにして。 なるべくなら、漂白剤を使わないようにしたほうがいいです。もし、お使いになるのなら、その部分のみ、(漂白剤をはったたらいにカップをつけるのではなく、カップの内側に漂白剤をそそぐだけにするとか・・・。漂白剤も水でうすめたほうがよいかとおもいます。)そして、漂白したあとは、よく水洗いして、つけた時間だけ、水につけておく。(漂白剤を30分つけたら、水にも30分つける)それから、布巾でふいて・・・。というふうになります。 この点に関しては、程度にもよりますので、また、ご質問等ありましたら、メールください。 こんなこといってもなんですが・・・・、スージーのアースンウェアはお使いになるなら、(つかわないで、しまっておくならべつですが)ほとんどは、おそかれはやかれ貫入がはいってくる性質のものです。(経年貫入の問題) あまり、がっかりされないでくださいね・・・。でも、ししまるさんはスージーをとってもかわいがっているんですね。うれしいことです。 それでは。



それと、オーブン、電子レンジには絶対いれないでください。いっきに貫入がはいることもあります。

ディスプレイする場所も気をつけましょう。直射日光のあたるところはNGです。極端な乾燥、湿気もよくありません。

なんだか、ここまでくると・・・みなさんを必要以上に心配させてしまっているかもしれません・・・。「貫入を避けたい、つくりたくない」ならば・・・観賞用にするしかありません。

ただ、1930年代のアースンウエアの技術からいいますと、なにもしなくても、ほとんど貫入が入る運命だといってもいいでしょう。(※まだ入っていないものもありますが、それは今後も入らないことを保証するものではありません。)

ツタンカーメンもびっくり(笑)

  • 更新日:
  • 修復

修復のお教室では「接着剤はつけすぎてはいけないよ。」というふうに教えておりますが、よくあるパターンで、つけすぎちゃって、ぶちゅぶちゅっとはみ出ているケース。

ご家庭で直そうとおもって、やっちまったなぁ~というのを、わたしも依頼品の数々で拝見しております。

それをツタンカーメンのはずれたヒゲを修復するときに学芸員さんがやってしまったという・・・。

なんともお騒がせなニュースです。(笑)

http://www.afpbb.com/articles/-/3037561

 

1月頃に話題になっていたようですが、8月に展示が中止、再修復へ向けた動きとなり、またニュースに浮上してきていたみたいなので、生徒たちへの注意喚起(笑)でブログに掲載しておきます。

ナリタ先生がワイドショーの報道で見たときは 

(笑) ヤバイとおもた学芸員は、博物館にある接着剤を使用すると自分がやってしまったことがバレるとおもって、(多分ホームセンターかどこかで)買ってきた強力な接着剤を使用した。

(笑) 接着剤がぶちゅぶちゅにはみ出ていたのをお客さんが発見してこの事件が発覚した。

(笑) あせりすぎた学芸員は接着剤をつけすぎただけでなく、ヒゲがビミョーな角度にずれてしまっている。

(笑) あまりに強い接着剤でつけすぎたため、外すことができず、その外す薬品をドイツに空輸で取り寄せている。

 

ということでした。

「可逆性」(reversibility)つけたら、再び除去することができなくてはいけない。(モノを傷めずに)という修復の大原則をぶっとばして、保身に走ったために悲劇が起こってしまったということです。

 

文化財を取り扱う人は文化財に自分をすべてささげるくらいの気持ちがないとダメかと思います。

 

いやいや、人のふりみてわがふり直せ。自分も気を付けたいと思います。

うーん。ぶちゅぶちゅはやらないですけどね。

 

 

 

学会が京都であります

文化財保存修復学会というのがあるのですが、6月27日・28日と京都工芸繊維大学にて開催されます。

京都工芸繊維大学資料館で修復させてもらった、新井忠の「梅図花生」の事例をポスター発表いたします。ポスターは印刷に出して、印刷完了!宿泊先のホテルに配送してもらうことにして、身軽に京都に出かける予定です。

 

しかし、驚いたのがホテルの値段。

1か月前に探したときには、すでに10000円弱のお部屋しか残っていませんでした (~_~;)

リーズナブルな東横インなどは、もちろん満室で・・・さぞかし前に予約しなければならなかったのでありましょう。

 

さすが京都。観光都市ですね~。

 

10000円だと新幹線で往復したほうがいいのではと思ってしまう距離の名古屋ですが、とりあえず奥の手を使い(保養所)なんとか寝床は確保・・・もうどこでも結構です。贅沢いいません。

奈良で学会があったときも、ホテルが取れなくてびっくりしましたが・・・・。それは数が少ないからなのかなと。

いや、自分が予約するのが遅いんだよ・・・ってことに、早く気づいたほうが良いみたい。

 

 

 

 

 

山種美術館に行ってきました

  • 更新日:

招待券を頂いたので、恵比寿の工房から歩いても行ける距離ですが、初めて!


エントランスが道路に面しています。

展示室が地下にあるんだぁ・・・というのが、まず今日ひとつめの発見。

展示は、上村松園と女流作家。日本画はあまり見慣れていないので、楽しめるかなとやや不安でしたが、同時代の作家さんたちと比べると、やはりそれぞれ個性があって、興味深かったです。

そのなかでも、上村松園は抜群でしたね。。。そして、作品のタイトルと絵が響き合ってひとつの世界をつくっているんだにということが、本日の発見。私の収穫。

わからないからといって、食わず嫌いになってたらだめですね(笑)

自分の世界がまたひとつ開けたようにおもいます。勉強になりました。

山種美術館はどちらかというと小規模な美術館になるようですが。。。私はどちらかというとこじんまりして趣味が良く、疲れずに楽しめる美術館も好きなので、また機会があったら立ち寄りたいなと思いました。

それにしても、東京はどこに行っても人が結構いるなあ。という印象です。
申し訳ありませんがガラガラを想像していました。NHKの日曜美術館でも紹介されたみたいですね。


広尾にはまだこんなところがあるの?という佇まいの雑貨屋さんが途中にあったりして。


末永くこのまんまで営業していて欲しいです。(*^。^*)




Posted from するぷろ for iOS.

最近はまっていること

  • 更新日:

実は去年はワインにはまってました。

香水塔の修復作業のため東京に滞在することが多く、夜は重要な仕事はしないので(自然光の入る時間帯が勝負です)

まあ、夜暇だし...一人で飲みに行くのも出来ないし(実は気が小さいんです。笑)...スクールに行ったら、ワインいろいろ飲めるし、勉強にもなるし...と思って始めたワインのお勉強。

初日に先生から一言「レッスンではワインは吐き出してくださいね。」

飲むとアルコールで麻痺してテイスティング出来なくなるのだそう。


飲めるどころか蛇の生殺し。


そんな鬼レッスン(笑)にもめげず...

結局、ワインエキスパート資格取得。

これは経験のある人ならわかると思いますが、相当なやらないと受かりません。

すごく勉強しました。

香水塔の作業が佳境に入ってきたあたりが、試験と重なり大変でした。
私こんなことしてていいのか...という疑問と、二つの事でスベった時 (ヒィィ〜)

周りには冷たい目で見られるだろうなあと思い、ずっと隠してきました。


香水塔は、本当に大きな仕事でした。

それをなんとか無事終えることが出来、自分へのご褒美というわけではありませんが...

私は12年封印してきたことを今年解禁し...

見事にハマっているのでございます(笑)


ワインの次は...

ワインバーか飲み屋ではないか...というご指摘が聞こえてきそうですが。


ジャジャン。


代官山ゴルフサロン (笑)


イギリスでは思う存分、プレーさせていただきました。ゴルフは庶民のスポーツなんです。

そう、乗馬とかより、よっぽどお金のかからない単純な遊びです。

だって必要なものは、細長い棒とボール。

そしてイングランドにいっぱいある草むら。

ゴルフは18で始めまして、イギリスでは華麗なる自己流プレー。さらに再開したのが、エエ歳なんでフォームなんか直らんだろうと思いましたが、見事にワンコインレッスンに引っかかり(笑)

畑井先生曰く

「貴方、ビニールから出したての粘土ヨ。イジリやすいヨ。」

(笑)

ということで、スクールに入校決定...。

先生の明るくて、実は深ーいキャラ?!に魅かれたのはもちろんですが、いくつか体験レッスンした中で先生の教え方がいちばんシックリたというのはあります。

とにかくスイングいじろうとする先生もおられましたが、正直、すっごく崩れます。立ち直れないほど。もうワタシ歳とってますし、直ぐには直んないから先生もういいです。。。と。

畑井先生は、あんまりいじらないというか、現時点を尊重してくれて、あ、それは、またおいおい直せばいい、今はこの(直しやすい)悪いくせを、まず直しましょう。といったスタイル。それがけっこう自分には合ってるなあと。

先生の名言ですが...「ゴルフは客観的に見てもらったほうが悪いところが良くわかるし、上達が早い。」

そう、オレはタイガーウッズ風にスイングしてるぜ。と思い込んでいても、ビデオに撮影して確認したら、違うって分かるんダヨ。だから客観的に見て、スイングを指導してもらうのが上達の早道サ。

これには華麗なる自己流のわたしもギャフンです。

そして先生はけっこうお酒好き(笑)それでスクールに通うことにしたわけではないのですが、類は友を呼んでしまうようです。

何しろ我が恵比寿の工房より徒歩5分のパラダイス。

レッスンに行くのがとても楽しみです。


Posted from するぷろ for iOS.

本日のおやつ 大師巻

  • 更新日:

川崎名物 川崎の厄除け大師 の定番土産だそう。

海苔パリっパリ、サクッサクの歌舞伎揚げが中に入ってます。うま〜い。

写真は塩味だけど、醤油味もあるでよ。

Posted from するぷろ for iOS.

学会の原稿書いてます

  • 更新日:

文化財保存修復学会の発表のための原稿を書いております。

こういうときによくあるパターンですが、どうでもいいことをしたくなります。

例えば部屋の掃除。(逃げたい…笑)

たった2ページ分ですが、どうしてこう締め切りのあるものは、締め切り直前でないと出来ないのでしょうか。

これは小学生のころから、夏休みの宿題のパターンと同じです。

ふう。人間ってあんまりかわらないんだなー。


今年の学会は、奇しくも、お世話になった、京都工業繊維大学にて開催。

私たちが修復を手掛けた、梅図花生は学会に合わせて資料館で特別展示してくださるそうです。


ぜひご覧くださいませ。

Posted from するぷろ for iOS.

NAKA 2015年春号にインタビューの記事

  • 更新日:

名古屋中法人会の広報誌になりますが、私めのインタビューの記事が掲載されました。




このお話をくださったのが、如水会名古屋支部の古市先輩で、写真で一番左に写っているナイスガイ
なお方です。

古市先輩は名古屋でも指折りのお茶の老舗を経営されていますが、先輩風を吹かすどころか、忘年会の時は同じテーブルでしたが、先輩自らみんなにお酒を注いで周るという、フットワークの軽さ。

そのとき椅子にお尻から根っこが生え、ドッカと座っていた自分をかなり反省いたしました。


ただ、その忘年会のドアプライズの一等は古市先輩がゲット!

神様はちゃんと見ているんだなぁ・・・としみじみ思った覚えがあります。


今回のインタビューは、中法人会の理事の皆さんが、名古屋の工房にいらしてくださったんですが、まず私は中法人会(公益財団法人)というものがあるということすら知りませんでした。

いろんな世界があるんだなあ。

というのと

そこで一生懸命活動されている先輩の姿を見て、先輩方は如水会だけでなく、いろんなところで活躍されているんだということを垣間見させていただき、とても感動しました。

私なんかは、如水会でいっぱいいっぱいみたいなところはありますから。。。


他人に対してどれだけしてあげられるかというのは、私がまだまだ出来ていないところではありますが、先輩方の背中をみて、いつかそうなろう。。。と決意を新たにいたしました。


Posted from するぷろ for iOS.

本日のおやつ 西光堂 くるみのクッキー

  • 更新日:

パッケージの可愛さにやられタァ〜。食べてみて、ホワホワ、さくさくの食感に…やられタァ〜(^.^)
東京のお店だそうですが、名古屋・星ヶ丘の三越にも密かに?!売ってるということで、名古屋在住の方に名古屋で頂いたお土産。


ホワホワ〜の白い粉は最終的にはどうしたらよろしいんでしょうか(笑)

Posted from するぷろ for iOS.

このページの上部へ

About

http://www.inishie.com いにしへの美を蘇らせる 陶磁器修復家のGarden of Spirit

プロフィール

JAPANESE ceramic conservetor

サイト内検索

最近のピクチャ

Powered by Movable Type 5.2