2013年2月のエントリー 一覧

修復した花生が日曜美術館に出ました!

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タイトルは、話しを短く凝縮するとそういうことになりますが。

正確に話すとほんとに長くなります。

いま愛知県陶磁資料館で特別企画の、清水六兵衛に出展されている、浅井忠氏が筆をいれたという花生が、日曜美術館に出ていたという話しを、ちょうど展示を見ているときに、担当学芸員の佐藤さんが教えてくれました。花生けはわたしが修復を手がける前だったそうで(笑)

その状態が酷かったこともあり「ほんとですか? あの状態で出てしまったの(大笑)」と言ってしまいました。

今のほうが絶対きれいです・・・・。

それと、佐藤さん、早くそういうことは言ってくださいよ~(笑)  もう少し味わって修復したのに。いやいや会期のこともあり、超急ぎで陶磁資料館に納品しに行きましたから。

会期はあと少しとなってしまいましたが、もし機会のある方はぜひご覧になってくださいませ。

春の澄み渡った空に勢いよく天に伸びる梅の枝と花が素敵な作品です。

浅井忠が手がけたという陶磁器の絵付けの作品は、日本でもこの1点しかないそうな。

会場ではその作品を中腰になりながら、じっと鑑賞するお客様をみかけて、嬉しかったです。

 IMG_0001_NEW.pdf


清水六兵衛家 ~京の華やぎ~
2013年1月12日土曜日~3月24日土曜日
愛知県陶磁資料館

 

修復のお仕事 とある1日

  • 更新日:
  • つれづれ, 修復

修復の仕事というのは、もし仕事であるならば、修復だけをしていればいい・・・というわけではありません。

修復作業以外の雑用がけっこうあります。会社・企業とちがって、小さな工房ではひとりで処理していかなければいけません。

見積もりもそうですし、開梱&梱包、請求書を発行するのも。たまに支払が遅れている会社に苦情の電話をかけたりもします。

大きな仕事だと事前にリサーチしたり、報告書を書いたり・・・・たぶんみなさんが想像する以上のペーパーワークがあります。最大のペーパーワークは税金の申告で、税理士さんに頼めばよいのですが、零細企業は自分でやります。

これを言うと、修復が大好きで仕事にしたい!と言っている子たちも
めんどくさそー。とか、私にできるのかしらー。と暗い顔をします。

楽勝だわー。なんていうリアクションをする人がいたら、それは私といい勝負になるかもしれない。早くつぶしておこう。(笑&冗)

そうです、技術だけできてもダメ。いろんなことにタフでなければビジネスの世界でサバイバルできないのです。苦境に飛び込んで(=独立して)、より自分がタフになっていくか、タフになるまえにつぶれてしまうか・・・。

それは、やってみなければわからないですね。
以外にタフそうな人が脱落していくのも見てます。

わたしは、なんだか予想以上に強かったみたい・・・・。まだこの世界でやっている・・・・・。(笑)
独立し13年目。細々と続けてきてですが。


今日やったことを挙げてみると・・・・

・お問い合わせに対する見積もり 1件
・ご依頼品お持込&お受渡しのアポイントに関するメール 5件
・確定申告の準備 領収書の整理
・修復材料の発注 3件
・某美術館の修復プロジェクトの保管計画書下書き メール
・某美術館の修復プロジェクトにおける保管箱検討
・文化財保存修復学会の発表エントリー前、古代オリエント博物館に所蔵品の修復発表を申請→承諾
・文化財保存修復学会の発表エントリーをホームページで行う。
・東京に行く準備(修復材料やら、宿泊のための衣類・雑貨を)
・健康診断の予約(どうでもいいけど・・・病気で倒れたらやっぱり困るので)
・ブログ(これも大切な仕事だと思います。)

しかし、ブログを書いている場合かぁ~ってツッコミを入れたくなる。もう日が暮れてきてしまいました。(トホホ)

ブログ書き上げて、これから工房に入って、明日愛知県陶磁資料館に配達しいく品を梱包して準備します。そして、やっぱり修復の作業。急ぎといわれているものが何点か待っているので、それを少しでも先に進めます。

こんなかんじで1日、1週間がすぎていきます。

 

 

 

 

 

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